2011年11月12日土曜日

So Sicky 死んでしまったら



バカバカしい葬式をしたい。威厳や厳かさは一切排除。
今や21世紀。未だにお決まりの喪服と火葬と墓石じゃもう時代遅れ。
そろそろ葬エキセントリック式、いえ、自分葬を始めてみませんか。さあ。

まず、喪服着用禁止。いつも通りの服でご来場下さい。
直近のコンビにに行く程度の服装で十分です。
あの上下黒びっちりは見ただけで滅入るし、いかにも悲しい。
男性はこざっぱりとオサレに。女性はセクシーに。
まあ当の本人は死んでるから見えないんですけどね。

香典禁止。もう既に死んでいるので、使えません。現金はあなたが有用に使って下さい。
よって花輪、供物も不要。あと線香も。代わりにアレを焚く。アレって勿論アレだよ。

ぼうず、読経不要。もう既に死んでいるので、聞こえません。
ぼうずの代わりに友人ドラマーにお願いし、大小の木魚を7,8個並べ乱打してもらう。
最後は巨大な中国ドラで〆。

火葬。ここに近未来のテクノロジーを取り入れネオ火葬(仮称)ショーとする。
近未来開発されるであろう液体Xを遺体にかけると、遺体が一瞬で骨に。
そこで手品師が登場し、骨が白い鳩になり飛んでいく。ここで再度中国ドラ。盛り上がる。
死んでいるからこそ成せる業、ここにあり。死んでるから痛くも痒くもないもんね。

墓石不要。
あんなもん建てても仕方がない。見る度に悲しくなってしまう。悲しいことはサッサと忘れるべし。
代わりにドラムスティック(パールの7H)を建てる。ドラムスティックは風雨に弱く、数日で無くなる。
それでいい。

葬儀会場はライブハウスかキャンプ場にて。
葬儀開始:昼頃。終了:成り行き。

ひょっとこ面+鼻につまようじの格好で
「死んじゃったよー、俺!死んじゃったよー!残念!」
と歌いながら激しく踊るビデオレターを作製しておき、会場でエンドレス放映する。
もう死んでるから、全然恥ずかしくないもんね。

会場は泥酔。ぶっ通しで飲酒。各々が好き勝手に楽しみ、くたびれ、眠り、また飲み、
気が付けば「あれ、そういえばここになんで集まったんだっけ?」となる。

とどめは遺言状。黒い厚手の封筒に厳格に包まれたA3サイズの上質和紙。
異常な筆圧且つ力強い書体で「不純異性交遊」とでも書いておく。
これで皆一同、この人は死んで良かった。世のため人のため。本当に良かった。と思う筈。

と、ここまで内容のない死んだ文章を羅列してしまいました。
何が言いたいかというと、いつか死ぬ日よりも生きている今日が大事だということです。
大いに矛盾するようですが、墓参りが好きです。
無神論者ですが、世話になった人のお墓をピカピカに掃除するのは気持ちがいいのです。

で、ここまで散々書いてちょっと思ったのですが、弁護士に頼んで遺言残すよりも、
死後どうしたいのかをブログに書き溜めておけば結構有効なのではないのでしょうか。
ブログは友人に限らず不特定多数の人間の目にも触れますし。
2050年頃には遺言ブログが流行る。きっと。

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