2013年3月29日金曜日

hand in hand



動物園業界では「人が一生の間に動物園に行く回数は3回」の3回説が有力だと言うらしい。
自分が子供の時に親に連れられて、遠足で、自分の子供を連れて、でトータル3回。
恐らく俺は通算で6、7回は行っている。気分によって檻の中の動物が窮屈そうに見えてかわいそうになってしまう時もあるけれど、突然何の前触れもなく猿のケツを拝みたくなったり、やさしい目をした馬に人参をあげたくなったりもするんだ。

「誰かと手を頻繁に繋ぐ時期」は人生に於いてどうか。
A 2~5歳くらい:自分が子供の時、親に手を引かれて。
B 10代後半~20歳中盤くらい:恋人と。
C 20中盤~40歳くらい:自分の子供の手を引いて。
D 70歳前後~:自分の子供か、はたまた介護士に手を引かれて。

仮にこんな感じで分類すると、今の自分はCに当てはまる。

暫く前、平日の休みがたまたま嫁ちゃんと一致したので、駅周辺へ一緒に買い物に出掛けた。
適当にブラブラしつつ物色していると、嫁ちゃんがスっと手を握ってきた。
ああ、なんだっけこの感じ。近頃全く感じていなかった感覚。
わかった。
いつもムスメと手を繋いでいるので、咄嗟に「手がでかい。」と思った違和感だった。

※このブログは嫁ちゃんも見ています。

2013年3月28日木曜日

ギグった感想 郡山PEAK ACTION

2013/3/24(日) 痔打球 presents TISSUE★COMPANY vol.8 トリプルレコ発
BAD ATTACK 1st Full Album「Imagined Scenery 心象風景」
我ヲ捨ツル 1st mini album「極東の果て、群青の夜」
alt of the society x nonrem「split」

Open15:30 Start16:00
Door¥1,500+1D Door¥1,700+1D

出演
BAD ATTACK(東京)
我ヲ捨ツル(東京)
alt of the society(東京)
nonrem(東京)
痔打球
Rebel one excalibur
RODS
仏滅バスターズ
わたしを離さないで

ReddTempleと掛け持ちでやっている「わたしを離さないで」というバンドで痔打球氏に誘ってもらいました。この日、初ライブでした。会場は楽屋。照明を落として暗くして、ドラムを菜箸で叩いて小さい音でやりました。出来はまあまあ。もっとできると思います。

内容は「良かった」です。

出演バンドすべて素晴らしかった。特に我ヲ捨ツルがぶち抜けて良かった。シラフで見てたのに酔っ払ったような気持ちになりました。ここ最近はReddTempleのライブが多いので、違うバンドで企画に参加させてもらうと、共演バンドの演奏もまたちょっと違う感じに見えたりしてそれも良かった。そもそも痔打球氏とは一緒にReddTempleで演奏しているので、それも何だか良い意味で変な感じがして面白かった。最近はライブが多いのでイチ客としてハコに行って純粋に遊ぶ時間がなかなか工面できないのがやや残念。もっと遊びたい。

企画自体とは余り関係なくなってしまいますが、この企画を行った張本人、痔打球氏について本人の了承を得ず勝手に書きたいと思う。
痔打球氏は名の通り痔である。推察するに恐らくイボ。もしくはイボとキレ7:3の複合。実際に目視して確認したことはない。ストレートの男同士でアナルの現状を確認しても全く楽しくないし、俺は肛門の専門知識がないので痔にたいするケアも提言できない。そんなことはどうでもいい。
これまでの人生で結構な数の人と接して話した。十人十色とはよく言ったもので、親交の程度は別として本当に色々な人がいた。

仕事のできる嘘つき、
適当な教師、
誰にでも優しかったけれど自殺した知人、
学校の勉強が好きではないけれどもユーモアのセンスが抜群なトルコ人、
守銭奴、
結局何の仕事をしていたのかハッキリわからないまま他界した親戚、
空手の有段者で10年前は塾講師だったが今はセミプロの格闘家になった秋田人、
フィリピン人の女性を仕事中に電話で罵倒する元同僚、
10年前に自分の店を始めて食っていく、あの有名雑誌にも載ってやると宣言し、最近本当に雑誌に店が紹介された友人、
などなど、書けばキリがない。まさに十人十色。

そんな人たちと会ってきた訳ですが、痔打球氏ほどバンドやりたい欲がある人を俺は知らない。東京でも掛け持ちでバンドをして休みは車で東京までスタジオ練習に行ったり、とにかくバンドがやりたくてギターで某バンドのサポートとして参加するもコードが一つも分からず即断念したり、ほっといても何かしら面白いことをやり、やらかす。言わなくてもやり、言ったことは必ずやる。結果は二の次。ReddTempleがまだ4人で初めてスタジオに入った時、痔打球氏はギターこそ持っていたものの殆ど弾けなかった。ギター初心者レベルの俺でさえあの時は「ヒドいヘタ!」だと思った。そんな人間が「何かしましょう何かしましょう始めましょうバンドしましょう。」と言ってくる。無茶苦茶な人である。でも、始めた結果、バンドは続いているし、しかも超楽しい。
面と向かってわざわざ言わないし言う必要もないけれど、そんな痔打球氏を俺はとてもそんけ

ここまで書いてわざわざ書く必要もないと思ってしまいました。何よりこっぱずかしくなってきましたので、このへんにしておきます。ありがとうございました。

2013年3月27日水曜日

ギグった感想 郡山PEAK ACTION

2013/3/22(金) Larry presents「さようならKORIYAMA」
Open/Start19:00
Door/Adv¥1,500+1D

DJ
Larry Low 42
WATA (CEDIN DEDEN)
7010。
シャア
イチ
kaneta aka つぼ8
Kaori

出演
SCRAP
ONE STEP BUS
Rebel one excalibur
CEDIN DEDEN
LOST SOUL REVOLT
パイナップル独りウェイ
ReddTemple


多忙です! もうアホみたい! 会社のラジオを突然窓から投げ捨てたい!

地元でライブをする時、結構な頻度で見に来てくれたイカすアメリカ人ラリーの企画。

内容は「良かった」です。

ラリーは日本語がとても上手い。俺より上手いと思う。
一番印象に残っているラリーの言葉は「日本のバンドが一番好き。」
それは、個人的にアメリカはバンド大国だと思っていて、それならバンドの質が良いのは必然的だと思い込んでいただけに意外な言葉だった。当然、「何故ゆえに?」という話になる。

ラリー曰く、
アメリカは日本と比べて格段にバンドの数が多い。しかし、良いバンドが多いのではなく、その分適当にやってるようなダメなバンドも多い。あと、ライブの時は酒かドラッグがどちらかやっているバンドがそこそこ多く、時には最高の神懸かったライブをしたかと思えば、次のライブは最低最悪うんこショボーンなライブをしたり質がブレ過ぎ。日本のバンドは相対的に質が良く、良いバンドはいつ見ても良いライブをしてくれる。だから日本のバンドが一番好き。

なるほど。

そんなラリーは東京に転勤。アメリカでソニックユースのライブを何度も見ている人に「ライブ良かったよ!」と言われるのはとても嬉しかったし、何より毎度毎度会場に足を運んでライブを見に来てくれてありがとう。東京に行っても元気でね。さみしくなるよ。ありがとうございました。

※ちなみにラリーは転勤後、月イチくらいで福島に遊びに来るそうです。死なない限り人は必ず再会できる。さようなら。こんにちは!

2013年3月14日木曜日

ギグった感想 郡山PEAK ACTION

2013/3/10(日) PEAK ACTION presents「HOT ACTION」
after the greenroom 「Like a Blanket」 ポッグカウチナゲット「夜のとなりに笑い声を」
release tour郡山編
Open17:30 Start18:00
Adv¥1,500+1D Door¥2,000+1D

出演
after the greenroom(東京)
ポッグカウチナゲット(東京)
camellia(東京)
かげもかたちも(酒田)
つぼみ
film in suntrap
ReddTemple

※忙殺されているため感想が超簡素です。実際はもっとイロイロありました。※

・after the greenroomレコ発おめでとう。
・ポッグカウチナゲットレコ発おめでとう。
・camellia激カオス。
・つぼみはバンド編成になって初めて見た。film in suntrapも地元バンドなのに初見だった。
・念願のかげもかたちも、やっと見れた。酒田から、遠いところありがとうございました。
・ライブが良いバンドは良い。

リハ中のかげもかたちも。
ファラオサンダースが聴きたくなった。

2013年3月13日水曜日

ギグった感想 郡山PEAK ACTION

2013/3/5(水) ドラびでおx猫ひろし 郡山公演
Open19:00 Start19:30
Adv¥2,000+1D Door¥2,500+1D

出演
ドラびでお
猫ひろし
MxVxP
Sandyford
Rebel one excalibur
ReddTemple

※忙殺されているため感想が超簡素です。実際はもっとイロイロありました。※

ド平日の夜、郡山にカンボジア人が来日公演することは滅多にないことだと思う。

2013年3月4日月曜日

聴欲 みみグリード


レコードを買う。最近は殆ど通販で買う。レコードが届く。
まあ、後で聴けばいいや。別に今じゃなくても。未聴のレコードを棚にしまう。

実はここずっとこんな塩梅で、聴きたい欲が減ってしまったと感じていた。特に平日の夜にこの傾向が非常に強い。聴かずにしまったレコードは結局ちゃんと聴くけれども、昔ほど音楽に対する気持ちが沈んでしまったようで非常に悲しい。

わたしの中から、貪り食うように貪り聴く耳グリードは消えました。合掌。低頭。さようなら。

しかし、先週の土日。珍しくライブも練習も家の用事もなかったのでレコードをかけたところ、これが異常に楽しい。何となく棚から選んで適当にかけたり、1枚のEPをひたすら繰り返して聴いたり、唐突にムスメが踊りだしたり。結局、買い物に外出する数時間以外は何らかのレコードがほぼかかりっぱなし。それくらい楽しかった。

わたしの耳グリードはまだ残っていました。地獄に仏。馬の耳にもビニル。豚に針。

考察すると、原因がわかった。去年の震災以降、何かあった時にすばやく情報を得るために職場でラジオが設置され、勤務中はずっとラジオがかかっている。そのラジオから「わたしはあなたが好きよ死ぬまで」とか、「人生はすばらしいあなたは一人じゃない」とか、「盛り上がっていこう」とか、「さみしいよ早く来てお願いプリーズ」のような末期的かつ抽象的、結局何が言いたいのか全くわからないフレーズが耳からゲロが出そうな曲に載って襲ってくるのである。結果、10~12時間の仕事を終えた頃には耳イッパイ。勘弁してつかあさい。もう食べれません。

どうせ耳イッパイになるならバットホールサーファーズでイッパイになりたい。
ラジオ局のひと、どうぞ宜しくお願いします。

2013年3月1日金曜日

ビニルをプレス

2012年の8月に録音したReddTempleの音源をプレスに出した。
なんやかんやでミックスとマスタリングが完了したのが2月の頭。ノウハウがないから時間がかかったけれど、録音自体は12曲分の楽器パートを1日で、歌のパートを後日これも1日と短期間で出来たのはとても良かった。録音に時間がかかってしまうと、その時「これが最高」だとメンバーが感じている部分が滲んではっきりしなくなってしまう気がする。
「あれ、結局一体何がしたかったんだっけ?」
と。この状態が非常に怖い。ブレて収集がつかなくなる。とりあえずそうならなくて良かった。このままトラブルなくプレスが完了すれば手元に12"のアナログレコードが届くと思うと否が応でも楽しみ。

個人的に「音源作りたい欲」よりも「ライブしたい欲」の方が大分強くて、言ってしまえば音源を作ることに対してはかなり消極的。決して「音源が素晴らしいバンド」が悪いとかダメだとかそういう話では全くなく、今生きていてライブしているバンドならば、そのバンドの音源よりもライブを見たいのです。ただ、例えば深夜に突然はしだのりひことクライマックスの花嫁という曲が聴きたくなったとして、常識的に考えても深夜の自室にはしだのりひことクライマックスを呼びつけてライブしてもらうことは無理。そもそも現在はしだのりひことクライマックスは活動していない。亡くなっているバンドならばなおさら無理。で、結局中古レコ屋で花嫁の7"を発見して先日バイ。有り余る購入力。ゼニが飛ぶ。

話は逸れましたが上記の理由や、昨年共演させてもらった大友良英さんの仕事量とリリースしている音源の物量に感銘を受けて感化されたり、やりたいと思って決めたことはとにかく1度はやってみようという欲、というか実はワガママさ?があったり、自分だってライブが良かったバンドが音源を売っていたら買うということ、その他たくさん、諸々、モロモロモロモロ、モロッコ王国、などなど複雑な感情、事情、国名が交わりつつもReddTempleの音源をアナログレコードで残そうと皆で決めました。

楽しみですが、テストプレスはしません。過剰に楽しみにしていると万が一プレスに失敗したときのダメージが凄まじいので、今は「失敗する。」と思い込んでいます。

もしエラー盤で聴くことができなかったら、フリスビーとして売ります。今年は間違いなくフリスビーが流行するからね!
フリスビーするとモテるし、金運上昇、収入もUP!
あれ?この黒いフリスビー、レコードプレーヤーにセットして針を落とすと奇怪な音がするよ!不思議だね!
その時は宜しくお願いします。

アメリカ、テネシー州のプレス工場。工場デカい。対応は丁寧で超親切。