2013年3月1日金曜日

ビニルをプレス

2012年の8月に録音したReddTempleの音源をプレスに出した。
なんやかんやでミックスとマスタリングが完了したのが2月の頭。ノウハウがないから時間がかかったけれど、録音自体は12曲分の楽器パートを1日で、歌のパートを後日これも1日と短期間で出来たのはとても良かった。録音に時間がかかってしまうと、その時「これが最高」だとメンバーが感じている部分が滲んではっきりしなくなってしまう気がする。
「あれ、結局一体何がしたかったんだっけ?」
と。この状態が非常に怖い。ブレて収集がつかなくなる。とりあえずそうならなくて良かった。このままトラブルなくプレスが完了すれば手元に12"のアナログレコードが届くと思うと否が応でも楽しみ。

個人的に「音源作りたい欲」よりも「ライブしたい欲」の方が大分強くて、言ってしまえば音源を作ることに対してはかなり消極的。決して「音源が素晴らしいバンド」が悪いとかダメだとかそういう話では全くなく、今生きていてライブしているバンドならば、そのバンドの音源よりもライブを見たいのです。ただ、例えば深夜に突然はしだのりひことクライマックスの花嫁という曲が聴きたくなったとして、常識的に考えても深夜の自室にはしだのりひことクライマックスを呼びつけてライブしてもらうことは無理。そもそも現在はしだのりひことクライマックスは活動していない。亡くなっているバンドならばなおさら無理。で、結局中古レコ屋で花嫁の7"を発見して先日バイ。有り余る購入力。ゼニが飛ぶ。

話は逸れましたが上記の理由や、昨年共演させてもらった大友良英さんの仕事量とリリースしている音源の物量に感銘を受けて感化されたり、やりたいと思って決めたことはとにかく1度はやってみようという欲、というか実はワガママさ?があったり、自分だってライブが良かったバンドが音源を売っていたら買うということ、その他たくさん、諸々、モロモロモロモロ、モロッコ王国、などなど複雑な感情、事情、国名が交わりつつもReddTempleの音源をアナログレコードで残そうと皆で決めました。

楽しみですが、テストプレスはしません。過剰に楽しみにしていると万が一プレスに失敗したときのダメージが凄まじいので、今は「失敗する。」と思い込んでいます。

もしエラー盤で聴くことができなかったら、フリスビーとして売ります。今年は間違いなくフリスビーが流行するからね!
フリスビーするとモテるし、金運上昇、収入もUP!
あれ?この黒いフリスビー、レコードプレーヤーにセットして針を落とすと奇怪な音がするよ!不思議だね!
その時は宜しくお願いします。

アメリカ、テネシー州のプレス工場。工場デカい。対応は丁寧で超親切。

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