2012年12月25日火曜日

ギグった感想 千葉県香取郡多古町 蔵

2012/12/22(土) デロッピードロッピー presents 「蔵フェスvol.20」
Open/Start正午
Adv/Door お酒飲まない人¥1,000 お酒飲む人¥2,000円(飲み放題)

出演
デロッピードロッピー
グーミ
サーティーン
ahme
1000pounds
あいつのアフォーダンス(岩手)
ラントッシーラン
ReddTemple

成田空港駅からの送迎あり
松田家ママの手料理あり

朝6時に集合して出発する予定。メンバーからの着信で目覚める。時計は6時10分。完全に遅刻。瀕死の蚊のような声で謝罪し特急で支度し出発。馬鹿の見本のよう。気を取り直して出発。生憎の雨だが雪じゃなくてラッキー。常磐道を順調に飛ばす。緑看板の地名が全く読めない。い、いくほう?いきかた?ゆくえ?は行方(なめがた)。し、しおくる?しおき?ちょうき?は潮来(いたこ)などなど。ここでも馬鹿の見本のよう。
気を取り直している間に目的地の松田家の蔵に到着。到着するなりロコ(犬)と多数の猫がお出迎え。程なく共演者の若いにいちゃん、若いねえちゃんがぞろぞろと民家に集合。靴で埋め尽くされる玄関。勧められるまま松田家謹製カレーをご馳走になる。近年、男の得意料理ランキングに名を馳せるカレーライス、最近俺が調理する際は男の得意料理の名に恥じぬようやや奇をてらい、豆と玉葱と輸入モノのカレー粉を用いた"豆と玉葱のやみつきカレー"や、肉類を一切省き野菜のみで仕上げた"お野菜ごろごろ激辛タイカレー"など、やや外国にかぶれたようなモノを作ることがどうしても多い。自分で言うのもアレだが、ウマい。(※わたしは味音痴です。)ウマいがやや気負いすぎな気もする。対して松田家謹製カレーは"母の味"であった。完食後にほっとする味。最高の日本カレー。ご馳走様でした。
乾杯の挨拶の後、昼からアルコールを摂取する面々。親戚一同が正月に集まったかのよう。見慣れた顔もあちこちに。良い。談笑しているのも束の間、いざ本番。

内容は「良かった」です。

出番も終わり夕方、"母の味"と対極にある"タイの味"タイカレーが登場。期待を裏切らない美味しさ。おかわり。ご馳走様でした。持ち込んだ日本酒の四合瓶が何者かの手によって半分近く飲まれていた。呑め呑め、無礼講。混沌としていて良い。すべての演奏が終了し、巨大な鍋が登場。お母さん、このままでは僕はここに住んでしまいます。妻子がいるのですが住んでしまいそうです。重ね重ねご馳走様でした。蔵フェス主宰のデロッピードロッピーに脱帽。「自分達が楽しむ場所は自分達で作るんだよ。」と言われている気がした。俺もそうするように日頃心がけてはいるけれども、実際に自宅と敷地内の蔵を使って祭のように遊ぶ事象に参加して、俺ももっと頑張ろうと思った。やはり自分で行動している人の説得力は半端じゃない。簡単なようで実は難しいことも、難しいようで実は簡単なことも、実際にやってみなきゃ、そしてやっている人にしかわからないのです。デロッピードロッピーと携わったみなさま、本当にありがとうございました。また遊ぼう。

終演間近の蔵。機材を撤収する人。庭でハンモックに乗る人。

2012年12月21日金曜日

ギグった感想 仙台BIRDLAND

2012/12/16(日) the word presents「Reverb of the word vol.2」
Open18:30 Start19:00
Adv¥1,800+1D込み Door¥2,300+1D込み

出演
the word
Gong Gong Valley
CONVERSATION ZERO
THINKALONG  
Rebel one excalibur
ReddTemple

仙台国際センターでの演奏を終えて仙台バードランドへ。幸い距離も数キロと近い。この分だと余裕でオープンに間に合う。と思ったら駅周辺は冬の仙台名物光のページェントでごった返す人と車。イルミネーションの写真を撮影する人、こどもと手を繋ぎ楽しそうに歩く人、サンタクロースの着ぐるみを着てピザを運ぶ人、狂った電飾を多数搭載し徘徊する車、交通誘導する人。車が全く進まない。歩行者が途切れず左折ができない。スタート時間に間に合わない。と思ったら人混みを抜けたら割りとスイスイ。スタート前に無事バーラン着。安堵。会場が既にパンパンでビビる。凄まじい熱気。終演後the wordのミネラル氏に尋ねたところ来場者90人。もう素晴らしいを通り越して凄まじい集客。見習わなくては。この日はリハなし。いざ本番。

内容は「良かった」です。

去年山形のサンディニスタというハコで出会ったGong Gong Valleyと再会できたり、はたまたこの日の企画のthe wordがこのライブを最後に暫く活動休止したり、Rebel one excaliburと同行アウェイも割と久し振りだったりと、色々な感情が胸中に渦巻く一日だった。出会い、別れ、就職、進学、恋愛、結婚、フルマラソン、接触、確執、オファー、誤解、ホノルルマラソン、夜逃げ、株式上場、解脱、欺瞞、避難、ハーフマラソンなどなど人ひとりが生きているだけでも十分にイロイロあるのだからバンドはさらに余計にイロイロイロイロある。各々のイロイロの掛け算。イロイロに振り回されずイロイロを振り回していこう。イロイロ言い過ぎました。すみません。マラソンは特に好きではありません。ありがとうございました。また遊ぼう。

2012年12月18日火曜日

ギグった感想 仙台国際センター

2012/12/16(日) 文化庁 仙台市 文化芸術による復興推進コンソーシアム NHK presents
「東アジア共生会議 2012」 パフォーマンス
Open14:30 Start15:00
Adv/Door 無料(要事前申込)

出演

大友良英FENオーケストラ(日本・中国・韓国・シンガポール)
AUN&HIDE(和楽器奏者)
Boy Thai Band(タイ)
VU Thi Viet Hong/NGO Tra My(ベトナム)

※大友良英FENオーケストラとして出演。

大友良英(ギター、ターンテーブル)
Yan Jun(中国/エレクトロニクス)
Ryu Hankil(韓国/エレクトロニクス)
Yuen Cheewai(シンガポール/エレクトロニクス)
Park Je-chun(韓国/ドラムス)
青山泰知(エレクトロニクス)
Sachiko M(sine waves)
石川高(笙)
芳垣安洋(ドラムス)
ReddTemple

何をどこから書けば良いのやら。「右足に災難の相あり。」

リハのため前日の15日に仙台へ出発。時間的な縛りと交通費が支給されたため新幹線とタクシーでリハ会場へ移動。まるでブルジョアジーのよう。会場には既にFENオーケストラの面々が到着していて、各々機材のセットアップ中。挨拶もそこそこに早速リハ。日本語と英語を交えて大友さんがサインを出しつつ指揮を取り、リハは順調に終了。コブラは郡山でライブのためここで仙台を出発。ホテルへチェックインしレセプション会場へ。この会場が壮絶。恐らく平素絶対に自分では行かない(正しくは行けない)であろう瀟洒な佇まいの某ホテル37階の日本料理店。恐らく社会的地位が高い人々、ビチっと決めた高そうなスーツ、豪華な肴、とどめに寿司バー。一瞬で萎縮。一刻も早く地上へ戻りたい。非常に落ち着かない。身長までもが縮んでしまった気がする。何故俺は地上37階で寿司を食っているのですか。これは呑まずには居られない。出来るだけ神経を鈍らすべく日本酒をキリッキリといく。どの銘柄も素晴らしく美味しい。が、酔わない。喫煙所へ一時避難。会場へ戻り再び日本酒。やはり酔わない。再度喫煙所へ避難。一服しつつ談笑していると「あっ! やっと見つけた! バスもう来てますよ!」と注意される。喫煙所に居る間にレセプションはお開きになっていて、俺含む喫煙所にいたメンバーは「行方不明」になっていた。ごめんなさい。大友さん達と後で呑みましょうと約束しホテルへ戻ったものの、気が付けば午前2時前。ちょっとだけ横になって休むつもりが完全に熟睡していた。アホの所業。仙台の夜を1ミリも満喫せずに朝を迎える。大後悔。仙台の夜はいいとして、大友さんたちと話をしたかった。先に立たず。

翌朝ホテルのロビーでメンバーと集合。郡山でライブを終えて再び仙台へ向かったコブラは午前4時頃にホテルへ着いていた。ライブどうだった? という話になり、昨日、Rebel one excaliburのギター、ディム氏がアンプのキャビをモロに足に落下させ、右足の爪がポロっと取れて大流血したという惨事。「マジか。」「ディムくん病院行った?」「大丈夫そうです。」「爪ってあんなに簡単に取れるモンだとは思ってませんでした。」「俺らも気をつけよう。」など話しながら会場へ移動するためにコブラの車に乗り込む。途端、もの凄い異臭。車内というよりは牧場敷地内と行った方が正しい刺激臭。マジで吐きそうなるくらい臭い。それもそのはず、刺激臭の源は車内。荒川さんの右足の靴底に踏みたてほやほやのウンコが確認された。ホテルの出口から車までたかだか20メートル。その距離で踏む方が珍しい。会場に着くまで車内は爆笑の渦。対照的にドップリと落ち込む荒川さん。会場に着くと先にバスで到着していたFENオーケストラの皆が足をどうした、と心配そうに声をかけてくる。それもそのはず、左足には靴を、右足にはコンビニ袋を履いているのだから。FENオーケストラもFENオーケストラで、なんとPAさんをホテルに忘れて来た。ウンコを踏んだこととPAさんを忘れたことでFENオーケストラが急激に親密になった感じがした。ウンコは言語と国籍をスルリとすり抜け笑いのツボを刺激する。韓国のリュウさんに「韓国ではウンコ踏むとラッキーなんだよ。大丈夫。」と励まされ、当日のリハへ。前日、都合で参加できなかった芳垣さんがここから参加。挨拶もそこそこに韓国のパクさんとお互いのモニターの具合を確かめながらドラムを叩く。パクさんも芳垣さんも独特のセット。素晴らしい音。その昔、日比谷野外音楽堂で見たROVOのドラマーが俺の右隣に居る。そわそわする。サウンドチェックとリハを終え控え室へ。郡山から観に来る友人へ靴をお願いする。時間ギリギリに無事靴到着。いざ本番。

内容は「良かった」です。

初めての即興演奏で不安もあったけれど、大友さんが「悔いの残らないようにやればいいんだよ。」と言ってくれたことが助けになってムチャクチャ楽しめました。国籍や年齢、性別も関係なく音では遊べる。本当に凄いことだと思う。お世話になりました。本当にありがとうございました。

Thanks a lot for guys from overseas Yan Jun,Ryu Hankil,Yuen Cheewai.
We really did enjoy making great sound with you all. See you around.  I want to see your awesome gears again. We try not to stomp dog shit next time. Thank you very much indeed,please take good care of yourselves. Best.

本番を終えて、撤収。仙台バードランドへ。


2012年12月13日木曜日

ギグった感動 野方Studio Zot

2012/12/9(日) from ten to nine presents「2:00PM」
Open13:50 Start14:00
Door ¥1,000

出演
from ten to nine
Tied Knots
case arc
ReddTemple

ディストロ出店あり

前日のライブ後に泊めてもらった八王子カワマタハウスで午前10時起床。寝過ぎた。遅刻してしまう。家主はとっくに仕事へ行ってしまった。寝る直前まで飲んでいたふなぐち菊水ワンカップが1/3くらい残っている。時間がない。風呂を諦め身支度。ふなぐち菊水ワンカップの残り1/3をいっそ今呑んでやろうかとも思ったが、却下。そんなことをしていては遅刻してしまう。野方へ車を飛ばす。道路が空いていて思いの外アッサリ野方に到着。余裕のよっちゃん。ナウいヤング。ボインちゃん。やってみそ。どみそ。ソラシド。パッキャマラド。俺は一体何を書いているんだ。
商店街で賑う野方駅前をフワフワ歩き目的地のStudio Zotに到着。店主であり、以前新宿ナインスパイスで対バンしたalan smithee's mad universeのツネさんと久し振りの再会。元気そうで何より。機材を置かせてもらい昼飯。スタジオを貸し切ってのライブ。いざ本番。

内容は「良かった」です。

この日のスタジオライブを企画してくれたfrom ten to nine含めすべてのバンドが初見。それぞれ自分達の出したい音を出していて最高だった。ハコも勿論好きだけれど、スタジオライブは観ている人との距離が近くて、どんな反応をしてくれているのかが細かく伝わってくるから楽しい。気持ちよくやらせてもらいました。ありがとうございました。ちなみにfrom ten to nineはCD、レコード、カセトッテープ(!)で音源をリリースしています。いかす。


土日家を空けたことと、翌日は仕事ということもあり、申し訳ないが打ち上げには参加せず帰路へ。東北道をずんずん北上。福島県に入るや否や暴風、降雪。黒光りする路面が恐ろしい。つるつる路面の野郎が俺をハイウェイ事故へ誘おうとしている。ここで死ねと言うのですか。こわい。正気を保つべく「今すぐ海が見たい。トロピカルヒート。」などと呟きながら安全ドライブで臨む。臨むというか正確には俺は運転していなかったので安全ドライブを託す。安全ドライブが功を奏しそれぞれ無事帰宅。すぐに寝れば良いものを無駄にだらだら夜更かしして就寝。2日間遊んだけれども全然遊びたりない。また遊ぼう。

2012年12月10日月曜日

ギグった感想 八王子Rinky Dink Studio 2nd

2012/12/8(土) theymadedoit企画
Open/Start 18:00
Door¥1,000

出演
theymadedoit
藤巻鉄郎(ドラム)+森順治(サックス)+セノオGEE(ターンテーブル、キーボード、声)
ahme
V/ACATION
the weddings
ReddTemple

各種フードあり(美味)

前日のヘルワークが祟り、行きの車内で泥のように寝てしまう。目覚めると見慣れない景色。
いつもの首都高ではない中央道。もう八王子はすぐそこ。インターチェンジを降りるとすぐ目に飛び込んでくるラブホテルとパチンコ屋の看板。2時間¥2,750。フリータイム¥3,800。パチンコ。パチスロ。見慣れた景色。八王子は初めて行くのに郡山市にそっくり。「郡山のアニキ」をカタチにしたような感じ。湧き上がる親近感。郡山に帰ってきたかのような錯覚。落ち着く。チルアウト。この信号を左折すれば俺の家。ご苦労様。今日は寒いからみんなで湯豆腐でもしばきながら酒でもいきますか。もうジャブジャブは卒業。酒はキリッキリ呑まないと。やはり純米酒のヒヤがいいね。それもできるだけ辛いの。違う違う。全然違う。ここはホームに非ず。俺は八王子に今さっき着いたんだ。そしてこれから演奏すんだ。危ねえ。八王子オーラにつままれるところだった。いざスタジオへ。

内容は「良かった」です。


とてもスタジオとは思えない広さ。寧ろキャパの小さいハコ。室内にまさかのビア自動販売機あり。この日、theymadedoitとahme以外は初見。共演のバンドはみんな自分達にしか出せない音を出していて最高だった。藤巻さんのドラムにもう完全にヤラれた。死ぬかと思った。感覚的には2回死んだ。「持って行かれる」とは正にこういうことだと再認識。刺激をグッサグサ頂きました。もちろん藤巻さんのドラムだけでなく共演者全員から。フードのおにぎりとニョッキも激旨。舌と胃にすら刺激。

打ち上げでみんなとアレコレ話し、theymadedoitのカワマタさん宅にお世話になる。めし、酒、座談、音楽鑑賞。午前3時。道理でまぶたがクソ重い。俺はまた泥に。

theymadedoitは音もヤバいが企画の内容もヤバい。呼んでくれて本当にありがたい。お世話になりました。また遊ぼう。



2012年12月3日月曜日

4回目の焼いて茹でた感想 水戸 record KNOX

2012/12/1(土) Grill And Destroy vol.4 -Welcome Back Tommy-

Start 19:00 Charge ¥500

出演
DJ Fukushima Squad
餃子

予定は未定。なんと今回は家族連れ。
起床。寝室が異常に寒い。床もちべたい。さすが師走、冬本番。
まるで雪の日のような身体の芯から冷える寒さ。と思ったら本当に雪降ってた。
しかもビュウビュウ降ってた。もうそれはビュウビュウ。夢かと思ったけど俺の足の裏はちべたい。
急遽スタッドレスタイヤに履き替えるために実家へ。
ビュウビュウ降る雪。かじかむ手。滴る鼻水。タイヤ交換は難航。
「ちくしょう。もしワイハに生まれていたならば。」などとブツブツぼやきながらボルトを締める。
バッチリ4本のタイヤを交換し終えた時にはうすら晴れていた。
ああ恐るべし自然の驚異。雪様。自然様。ユー貴様。コノヤロウ。
正午に郡山を発つ予定は見事に崩壊。自然には勝てない。コノヤロウ。14時過ぎに水戸へ出発。
前回覆面パトロールカーに切符を切られた磐越道、今回は無傷で水戸着。
材料を調達してKNOXへ。ひたすら刻んでひたすら包み、今回も押し押しで20時頃にヤキ開始。

今回も最高でした。

ありがたいことに大盛況。しかし申し訳ないことに、開始2時間弱でまさかの餃子売り切れ。
食べ放題という名目でチャージを頂いているのに殆ど食べられなかった人も確実にいたと思う。
本当に申し訳ないです。次回は増量します。モアギョウザ。
「前回食べられなかった。」の自己申告でチャージは不要です。また来て欲しいです。
福島から来てくれたみんなにも感謝。残念なのが手が常時小麦粉だらけで店内の様子を撮影できなかったこと。次だ次。みなさんまた宜しくお願いします。また遊ぼう。

翌日、偕楽園で子供と遊び狂う。外で遊ぶのは最高。
KNOX店内の画像がないので、替わりに偕楽園にそびえ立つ水戸光圀(身長約5m)の画像。