2012年12月18日火曜日

ギグった感想 仙台国際センター

2012/12/16(日) 文化庁 仙台市 文化芸術による復興推進コンソーシアム NHK presents
「東アジア共生会議 2012」 パフォーマンス
Open14:30 Start15:00
Adv/Door 無料(要事前申込)

出演

大友良英FENオーケストラ(日本・中国・韓国・シンガポール)
AUN&HIDE(和楽器奏者)
Boy Thai Band(タイ)
VU Thi Viet Hong/NGO Tra My(ベトナム)

※大友良英FENオーケストラとして出演。

大友良英(ギター、ターンテーブル)
Yan Jun(中国/エレクトロニクス)
Ryu Hankil(韓国/エレクトロニクス)
Yuen Cheewai(シンガポール/エレクトロニクス)
Park Je-chun(韓国/ドラムス)
青山泰知(エレクトロニクス)
Sachiko M(sine waves)
石川高(笙)
芳垣安洋(ドラムス)
ReddTemple

何をどこから書けば良いのやら。「右足に災難の相あり。」

リハのため前日の15日に仙台へ出発。時間的な縛りと交通費が支給されたため新幹線とタクシーでリハ会場へ移動。まるでブルジョアジーのよう。会場には既にFENオーケストラの面々が到着していて、各々機材のセットアップ中。挨拶もそこそこに早速リハ。日本語と英語を交えて大友さんがサインを出しつつ指揮を取り、リハは順調に終了。コブラは郡山でライブのためここで仙台を出発。ホテルへチェックインしレセプション会場へ。この会場が壮絶。恐らく平素絶対に自分では行かない(正しくは行けない)であろう瀟洒な佇まいの某ホテル37階の日本料理店。恐らく社会的地位が高い人々、ビチっと決めた高そうなスーツ、豪華な肴、とどめに寿司バー。一瞬で萎縮。一刻も早く地上へ戻りたい。非常に落ち着かない。身長までもが縮んでしまった気がする。何故俺は地上37階で寿司を食っているのですか。これは呑まずには居られない。出来るだけ神経を鈍らすべく日本酒をキリッキリといく。どの銘柄も素晴らしく美味しい。が、酔わない。喫煙所へ一時避難。会場へ戻り再び日本酒。やはり酔わない。再度喫煙所へ避難。一服しつつ談笑していると「あっ! やっと見つけた! バスもう来てますよ!」と注意される。喫煙所に居る間にレセプションはお開きになっていて、俺含む喫煙所にいたメンバーは「行方不明」になっていた。ごめんなさい。大友さん達と後で呑みましょうと約束しホテルへ戻ったものの、気が付けば午前2時前。ちょっとだけ横になって休むつもりが完全に熟睡していた。アホの所業。仙台の夜を1ミリも満喫せずに朝を迎える。大後悔。仙台の夜はいいとして、大友さんたちと話をしたかった。先に立たず。

翌朝ホテルのロビーでメンバーと集合。郡山でライブを終えて再び仙台へ向かったコブラは午前4時頃にホテルへ着いていた。ライブどうだった? という話になり、昨日、Rebel one excaliburのギター、ディム氏がアンプのキャビをモロに足に落下させ、右足の爪がポロっと取れて大流血したという惨事。「マジか。」「ディムくん病院行った?」「大丈夫そうです。」「爪ってあんなに簡単に取れるモンだとは思ってませんでした。」「俺らも気をつけよう。」など話しながら会場へ移動するためにコブラの車に乗り込む。途端、もの凄い異臭。車内というよりは牧場敷地内と行った方が正しい刺激臭。マジで吐きそうなるくらい臭い。それもそのはず、刺激臭の源は車内。荒川さんの右足の靴底に踏みたてほやほやのウンコが確認された。ホテルの出口から車までたかだか20メートル。その距離で踏む方が珍しい。会場に着くまで車内は爆笑の渦。対照的にドップリと落ち込む荒川さん。会場に着くと先にバスで到着していたFENオーケストラの皆が足をどうした、と心配そうに声をかけてくる。それもそのはず、左足には靴を、右足にはコンビニ袋を履いているのだから。FENオーケストラもFENオーケストラで、なんとPAさんをホテルに忘れて来た。ウンコを踏んだこととPAさんを忘れたことでFENオーケストラが急激に親密になった感じがした。ウンコは言語と国籍をスルリとすり抜け笑いのツボを刺激する。韓国のリュウさんに「韓国ではウンコ踏むとラッキーなんだよ。大丈夫。」と励まされ、当日のリハへ。前日、都合で参加できなかった芳垣さんがここから参加。挨拶もそこそこに韓国のパクさんとお互いのモニターの具合を確かめながらドラムを叩く。パクさんも芳垣さんも独特のセット。素晴らしい音。その昔、日比谷野外音楽堂で見たROVOのドラマーが俺の右隣に居る。そわそわする。サウンドチェックとリハを終え控え室へ。郡山から観に来る友人へ靴をお願いする。時間ギリギリに無事靴到着。いざ本番。

内容は「良かった」です。

初めての即興演奏で不安もあったけれど、大友さんが「悔いの残らないようにやればいいんだよ。」と言ってくれたことが助けになってムチャクチャ楽しめました。国籍や年齢、性別も関係なく音では遊べる。本当に凄いことだと思う。お世話になりました。本当にありがとうございました。

Thanks a lot for guys from overseas Yan Jun,Ryu Hankil,Yuen Cheewai.
We really did enjoy making great sound with you all. See you around.  I want to see your awesome gears again. We try not to stomp dog shit next time. Thank you very much indeed,please take good care of yourselves. Best.

本番を終えて、撤収。仙台バードランドへ。


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