2012年6月28日木曜日

貪心 バイ



「あなた! もうやめて! ウチにはもうお金が無いの! シックス ザ ハードウェイなんて買わないで!」

「やかましい! 在庫がラス1のシックス ザ ハードウェイだ! 
今、シックス ザ ハードウェイを買わずしていつシックス ザ ハードウェイを買うと言うのだ!

「シックスデイズ レイター、それは給料日後。6日後、シックス ザ ハードウェイ。

「バイナウ。シックスデイズ レイター時にシックス ザ ハードウェイの在庫が無いかもしれない。

シックス ザ ハードウェイ シックス ザ ハードウェイと五月蝿い。もう勝手にしくされ。

シックス ザ ハードウェイ! シックス ザ ハードウェイ! シックス ザ ハードウェイ!

というやり取りは嘘で、普通に嫁ちゃんにお願いして買った。

Six  The Hard Way V.A.

友人からCDを貸して貰い、内容がスバラシかったためバイ。
しかしこのジャケ、もうちょい何とかならなかったのだろうか。
狙ったダサさではなく普通のダサさがそこにある。ダサい鑑のようなジャケだ。
レコードのジャケットはCDのそれと比べて大きい。
CDでかっこいいジャケはレコードでもっともっとかっこよくなる。
CDでダサいジャケはレコードでもっともっとダサくなる。
昔、従兄弟の部屋に貼ってあった赤字で力強く「日光」と刺繍がしてあるペナントを思い出した。
何だ、その、例えば性格も話し方も見た目も感性も最高で非の打ち所のない人間なのに、
ヤンキーが着るような白い上下ジャージを常時着用し、移動は常時ブリッジの体勢。
白い上下ヤンキージャージを着用しブリッジの体勢のまま移動し、その体勢のまま仕事、食事、
車の運転もこなす奴が絶妙なタイミングで気のきいた言葉をかけてくる。
何か違う気がする。いや、多分違う。まあいいや。
しかし中身は最高。The Viceroysとても良い。

2012年6月27日水曜日

↑税


増税。大いに結構である。もともと日本の消費税率は先進国の中でも低い。
むしろ俺はもっと税金を払いたい。真っ当に使われるならば。

2012年6月25日月曜日

絶K



山形は西蔵王のだだっ広い公園へ。
晴天。芝生。すべり台。バッキバキに遊び汗だくのムスメ。
テレビは「大丈夫 大丈夫」と言うけれど、とてもじゃないけど俺は線量計が設置された公園で
ムスメを遊ばせる気にどうしてもはなれない。
5年後、10年後に子どもの体にどんな影響が出るのか今は誰にもわからない。
仮に健康被害が発覚しても、きっと「原発事故との関連性は今のところ認められません。」
そんな見解が予想される。過失を認めようがないのも当然。
認めたところでカネは賠償できても、元通りにならないものばっかりなんだから。

外で普通に遊びたい。

2012年6月20日水曜日

味の記憶 イチゴよりイチゴ味


「べ!」
と、閑散としたコンビニエンスストアのアイス売り場の前で奇声を放ったのは2年だか3年前の夏。
21世紀のコンビニのアイス売り場に一見そぐわないアイスクリームを発見した。
鮮やかな黄色、緑、赤のビニール包装。イチゴと赤い髪の毛の女の子のイラスト。
はっきりとした記憶。このラスタカラー包装のアイスクリーム。間違いない。
洟垂れ坊主時代の夏に狂い食い大好きだった「ビバオール」だ!
鼻息をやや荒げレジへ向かい、84円払う。当時は30円だった。
さらに鼻息を荒げ速攻で店外へ。ひとり車内でむしゃぶりつく。
コレだ… この安い感じ… 決してアイスにはなく、ライクトアイスにあるソレだ…
ビバオールが山ならば四合目くらいからアイス内に充填されたイチゴジャムが出てくる。
俺のイチゴ味はこの味だ!!!
驚いたことに、舌の味蕾が約20年前の懐かしさで埋まった途端、当時住んでいたアパート周囲の情景がそれはもう鮮明にフラッシュバックした。クソ狭くて薄暗いアパートのこれまたクッソ狭い洗面所。居留守を使うとドアを思いっきり蹴って去っていく新聞屋。破れた箇所を適当に直してある障子戸。いつも同じ車が停まりっぱなしの駐車場。オヤジが当時乗ってたスバルの軽自動車。田んぼのあぜ道とススキ。いつもビバオールを買いに行った清水商店。ポケットに100円玉。

嬉しさとノスタルヂーでわたしは満たされました。
当時と今の違いは、当たりつきの有無。アイスの形状。パッケージの色味。多分これくらい。
味は完全に当時のままだと思う。舌の記憶によれば。
現在は「株式会社セイリョー」という会社が製造しています。なんと簡単なビバオール史がサイトに掲載されていて是非読んで欲しいのですが、リンクを貼るのに許可が必要で面倒だからここには貼りません。時間がある時にチェックして頂ければ幸いです。
まあ、旨いですよビバオール。本当に。でも俺は味音痴。
且つ甘いものが苦手なので夏季シーズンに2~3本も嗜めば十分です。
あとビバオールという名前もかなり良い。
「君もあなたもお前も貴様もウェルカム!来る者拒まず!どこまでも一緒だぜ!」的な。
頼りがいがありそうなガイを彷彿とさせる。タヨリガイガアリソウナガイ。
実際は薄ピンクのライクトアイスだけれども。

話は変わり、友人が「イチゴ味って言ったら俺はバドワイザーだね。もう完全にイチゴ味。」
と言うので、「貴公がラガービールの中ではバドワイザーが断然好きなのはとっくの昔から知っているが、俺を騙すな。ビールはイチゴの味はしない。嘘だと言え。」
「マジマジマジ。」と譲らないので呑んでみたところ、本当にイチゴの後味がしてビビった。
イチゴの香料が入っているのではないかと思うほどイチゴスメルだ。

ダラダラと書きましたが簡単にまとめると、
俺はビバオールを懐かしんでおり、好き。そして味覚を伴った記憶は想像以上に凄い。
だからあなたも長年口にしていないものを敢えて食べて感想を教えてください。以上。

画像はぶどうシャーベット味に心を奪われるムスメ。幸せそう。

2012年6月18日月曜日

ギグった感想 郡山PEAK ACTION

2012 6/16(土) sui presents 「Grobal Alert Ⅱ」
Open18:00 Start18:30 Adv¥1,000+1D  Door¥1,500+1D

出演 
内藤重人(東京)
Alt of the society(東京)
repeat
Rebel one excalibur
sui
ReddTemple

おととい来やがれ!Yep、おとといも別のバンドで来ましたPEAK ACTION。
内容は「良かった」です。
土曜の夜、ここで呑まずにいつ呑む。翌日休みというアルコールに漬かるにはもってこいの状況。
しかし御足がない。御足、財布にナッシング。駐車場から出れなくなる恐れがあり終始禁ビア。
まあまあ、呑むためにライブしている訳ではないし、ライブ後のビアが超絶旨いのは
周知の事実だけれどもこういう日があっても良いと思う。

この日はsui、ドラムのキダさんの最後のステージ。5年間suiで叩いていたキダさん。
キダさんと聞いてまず最初に頭に浮かぶのはシンバル。
奥義シンバル唐竹割り、と勝手に命名。どこかで聞いたような名前だ。
「これでもか」というくらいスティックを思いっきり振りかぶってバチコーン!と振り抜く。
「オイオイスティック折れんじゃね? そもそもシンバル割れんじゃね?」と何度思ったことか。
しかしシンバルはおろかスティックさえ折るのをついぞ見たことがなかった。
きっとフォームがきれいで脱力しているんだ。奥義だけに。
キダさん脱退で奥義を見ることが出来なくなるのは寂しいけれど、suiは活動を継続。
後任のドラマーも既に決定しているらしく、今後が非常に楽しみ。
5年間なんか過ぎて振り返ればきっと一瞬だな。キダさん5年間お疲れ様でした。また遊ぼう。

2012年6月16日土曜日

ギグった感想 郡山PEAK ACTION

2012 6/14(木) 藤野恵美*PEAK ACTION presents 「It's time to meet sound 2」
Open18:00 Start18:30  Adv\1,500+1D Door\2,000+1D

出演
huenica
マリエ
三ヶ田圭三
アベマンセイ
ロン毛と坊主が走る
衰退羞恥心
手を振ってるんじゃない
otomishiri
natarahja

右の掌が痛い。

平日。平日だからどうしたのですか。一体何だと言うのですか。ライブです。平日こそ遊ぶのです。
内容は「良かった」です。
共演のメンツは初めましてとドーモドーモの初見と旧知が入り混じり、
ステージとフロアを交互に使って進行はサクサクと進む。
物販にはさくらんぼ。大量の試食。さくらんぼとビール。気分はブルジョアジー。
会場にはいつもより椅子多め。土日には見ない平日ならではの客さんの顔ぶれ。


ここ最近はメンバーが仕事に圧殺されていてスタジオに時間を殆ど割けなかった。
とにかく練習量が以前よりも激減していたため本番前は不安、不安、不安。
しかしnatarahjaの演奏のデキは、思っていたよりも良く出来たような気がした。
ああ、スタジオ入りたい。

右の掌3箇所と親指の付け根が打ち身レベルの青痣になっている。
仮に俺の右手の平が全身ならば全身打撲である。おそろしや。
ジャンベは恐らく「最も痛い楽器」だと思う。でもやめられない。


画像はいつもReddTempleがお世話になりっぱなしの三ヶ田さん。
えみさんを筆頭にみなさんありがとうございました。また遊ぼう。

2012年6月12日火曜日

キキキキ嬉嬉

先月末にいわきバロウズでギグり、今月初めにいわきSONICでギグりと、
2週連続で福島県浜通り、いわきでギグった。
いわきソニックでギグり後、開場をウロウロしていると面識のない女性の方から声を掛けられた。

「他のバンドとちょっと違っていて、見ていてとても面白かったです。」と。

これはもう死ぬほど嬉しい。きっとあの時俺は嬉さの余り赤面していたと思う。
さらにその女性は、前の週のバロウズのライブも見てくれたらしい。
音楽なんか基本的にクソの役にも立たない。といったら語弊があるけれど、
本質的なところはそうで間違いないと俺は思っている。
極論だけれども音楽で空腹を満たすことはできないし、貧困を改善することも出来ない。
まあまあ普通に食う、寝るの生活が出来ていて、それでやっと音楽は楽しめる。
さらに暴論を吐けば、生活することに焦点を当てて「要る」「要らない」に無理やり分類すれば、
音楽は「要らない」ものに分類されると思う。もっと言えば無価値。無くても困らないんだ。

などと、ここまでくどくどと書きましたがごく簡潔にまとめると、
「赤の他人が無価値なものに何らかの価値を見出してくれたこと」が非常に嬉しかったのです。
バンドをやっていて本当に良かったと本気で感じた。冥利に尽きます。
かっこいい音よりも面白い音を出したい。ライブが楽しくて仕方がない。
音楽で世界は変わらないけれど、人ひとりを変えることは確実にできると信じています。

画像は、保育園に飾ってあったムスメが描いた牧場の景色。
太陽が黒い。こわい。「なんだかよくわかんねえけど、すげえ。」そういうバンドになりたい。


2012年6月8日金曜日

シャボン玉


ムスメ、泡狂い。
最近は大きなシャボン玉を上手に吹くことが出来るようになった。
大きなシャボン玉ができる→絶叫、歓喜のあまりジャンプ→シャボン玉の液をすべてブチ撒ける
→ベランダがぬるぬるする→雨天時によりぬるぬるし、すっ転び体の特定部位を強打する恐れ。
結果、問診、オペなどに至る可能性があり、シャボン玉液を頻繁にブチ撒けるのは
財布にも身体にも優しくない。

そこで本日はDIYシャボン玉レシピをご紹介。
作り方は至って簡単。楽勝。これで貴方も巨大なシャボン玉を作れます。
20倍に希釈した中性洗剤+砂糖少々+液体糊小さじ1
以上。マジです。お試しあれ。

2012年6月7日木曜日

地獄に仏 便所に素麺

過日、福島県いわき駅前の某コンビニエンスストアのトイレを借りた。
便所に素麺が棄ててあった。
便所に、素麺。
こういうバンドになりたい、とわたしは思いました。

2012年6月4日月曜日

ギグった感想 いわきSONIC

2012 6/2(土) To overflow evidence presents
「Unbroken promise & Blank Page Vol.22」
また空をみるために白紙に描く日々の事 TOUR FINAL
Open 12:00 Start 12:30 Adv \2000+1D Door \2500+1D

出演
To overflow evidence
A.O.W(横浜)
ボナンザグラム(東京)
Gandhi(仙台)
SNORT(茨城)
Hopeless Raven(東京)
johann(柏)
maggie(東京)
nim(京都)
noy(東京)
ORION(埼玉)
Rebel one excalibur(郡山)
sui(郡山)
wakamiya(東京)
within the last wish(横浜)
ReddTemple(郡山)

まず初めに、不手際のため急遽出順を変更させてしまったことをお詫びします。
突然のお願いにも関わらず快諾してくれたボナンザクラムのみなさん、ありがとうございました。

先週はいわきburrowsでライブ。引き続きいわきSONICでライブ。
音源をリリースし、日本各地でガツガツライブを重ねてきたTo overflow evidenceが
知り合ったバンド集結させてのツアーファイナル。
すっげえメンツ。バンド数が多いけれど、ステージとフロアを交互に使用し進行はテンポよく進む。
内容は「良かった」です。

この日は晴天。ハコの駐車場にテントがあり、そこが物販スペースになっていた。
午前中からテキーラをラッパ呑みしている人、物販に熱心に見入る人、かわいい女子、
ベンチで早くもぶっ潰れている人や、みうらさとしなどが散見され、非常にスパイシーな空気。
ハコの中、外ともに祭。真昼間から真っ暗になるまで祭りは続いた。
先週土日がライブだったため、ムスメと死ぬ気で遊ぶため打ち上げは出ずに帰宅。
午前1時過ぎに帰宅。ギッチリ遊んだ。最近はギッチリ遊ぶことが多く、とても良い。

画像はトリのTo overflow evidence。
地元に存在することが誇らしく思えるバンド。ほぼ満員のいわきSONIC。圧巻。
ありがとうございました。