2011年12月31日土曜日

新宿ナインスパイスで年納めギグ 最高 複雑

新宿ナインスパイスでギグった感想。

12/29(木) NINE SPICES FAREWELL PARTY 2011 ~忘れられるわけねぇだろ~
逃亡くそタわけ
quizkid
plat home nine
nice day
quit-it
HAPPY! MARI
heliotrope
ReddTemple

一年のお終いに自分の好きな事をするのは最高です。
生涯で2番目に良い年末です。1番目はムスメが産まれた年末です。悪しからず。

本当、素晴らしい企画。
どのバンドもよくて休むヒマが無かった。
特にquiz kidがとんでもなかった。得体の知れない化け物に突然対峙したようだった。
自分たちのライブ後、quiz kidのメンバーの方々に褒められてしまいました。
勿論無茶苦茶嬉しい(よりもまだまだ謙遜が勝る)かったのですが、
自分が"物凄い。バケモンだ。"と思う方に良いと言ってもらえるのは嬉しくも複雑。
本当に複雑な気持ちになった。ちょっと語彙貧乏で形容できません。
嬉しいのですが、手放しでは喜べないのです。複雑!


ライブの帰りにrecord KNOXに寄れたのも本当に良かった。
あそこでコーヒー吞んでると泊まりたくなってしまうんです。
多分ビール吞んだら住みたくなるんだろうな。

何を以ってして2011年なんていう区切りもよくわからないけどまあいいや。(ビール。)
今年は色々あり過ぎたけど、来年もきっと毎日思い通り。
自分に、バンドに、生活に携わった皆様、良いお年を!

2011年12月28日水曜日

この期に及んで バイ

買おうかな 山用かな。ちがう やめようかな。今度にするかな。
今月も色々払いがあるしな。財布は寒冷地仕様だしな。どうしようかな。
買う。滅せよポーナス。宵越しのポーナスは持たない。払いができなくなったら倒せ。さあ。

Medications Completely Removed

ワシントンDCの老舗Dischordより。現在も活動中のバンド。ライブが見たい。
初めて聴いたときは本当にビックリ。くりびつてんぎょうした。
目から鱗がはらりと落ちた。俺は目に鱗がたくさんあるんだ。
ああなんだ。ギター、ベース、ドラムでまだまだ新しいことができるじゃん。すごいじゃん。
特筆すべきは曲の良さとフックのかけ方。絶妙としか形容できない。
演奏はバカウマ。バッキバキにタイト。それでも技術のみに依存しない。そんな音。

余談ですが、3曲目のイントロがギターで「ドゥデドゥー ピーッ」なのですが、
友人と事あるごとにユニゾンでドゥデドゥー ピーッと言いまくっていた時期がありました。
目的の店が開店していない。「ドゥデドゥー ピーッ!」
禁煙を破り火をつけた。「ドゥデドゥー ピーッ!」
携帯電話を落下させた。「ドゥデドゥー ピーッ!」
自販機でドリンク買った。「ドゥデドゥー ピーッ!」
目が合った。「ドゥデドゥー ピーッ!」
※決してふざけた曲ではなく素晴らしい曲です。

2011年12月27日火曜日

いわきソニックで咳 背中痛

いわきソニックでギグった感想。

12/18 あぶらすまし企画"再会14" 
goomi
キスミワコ
repeat
内郷げんこつ会
afterlight song
あぶらすまし
ReddTemple

本当、素晴らしい企画でした。わたしのマイコファッキングプラズマ肺炎を除けば、
この日、極度の体調不良(後にマイコプラズマ肺炎だと診断。)のためほぼ楽屋で死亡。
自分がどんな演奏だったかも思い出せない。最高の演奏ではなかったことだけはわかる。

チケットが高い安いなどは関係ない。
お金を払って、何より時間を預けて見に来てくれた人に本当に申し訳なく思う。
本当にごめんなさい。
こんな素晴らしいメンツなのにロクにライブを見れなかった自分を呪う。

まともに撮影できたフォトグラフを一枚。
Afterlight Song

福島県で活動中の素晴らしい2ピースバンド。
素晴らしさの証拠に、何気に撮影したフォトグラフがなんと虹色!
奇跡。なんというミラクル。奇跡は起きるのを待つのではなく、起こすために存在する。
うふふ 虹色に後加工しました。俺が。すみませんでした。
大好きです。こういう音フェチな方が身近にいてとてもたのしい。
この人たちの音で、俺はめしをいくらでもおかわりできるんだ。

2011年12月26日月曜日

サイケⅡ再び ハイエンド 肺炎

ようマイケル。 マイケル「…。」
マイケル。なあマイケル。 マイケル「…。」
マイコー! マイケル「イエス。ワッサ?」

なんかおかしいと思ったんだ。
扁桃腺デカイ割にただの風邪にしては腫れもないし喉が痛くない。その割に煙草がクソ不味い。
体が激鈍くて寝ても寝てもダルい。何よりガホガホと乾いた咳が四六時中出まくる。

内科を受診した。いつも通り抗生物質物質を処方されておしまいだろうと思っていたら、
採血と胸のレントゲンを勧められた。結果、マイコプラズマ肺炎陽性だった。
こんなに病名から病状が推測できない病気にかかったのは初めてだ。
例えば高血圧。これはきっと血圧が高くてマズい、の意であろう。
肥満。これは肥えてムッチムチでマズい、の意であろう。
骨折。これは骨が折れて痛い。繋がなければマズい、の意であろう。
マイコプラズマ肺炎。まずマイコからして理解不能。プラズマという響きもひたすらこわい。
マイコ+プラズマ+肺炎=きっと奇病難病な気がする。


さらに厭なことに、医師が俺の肺のレントゲンを見ながら俺に
「過去に健康診断引っかかったことはないですか?肺に気になる箇所がある。
年明けで構わないので、肺のレントゲンを再度撮ってもう一度検査した方が絶対良いです。」
と言う。これはもしや肺キャンサーでしょうか。おとろしや。

もう一週間以上もビール吞んでない。さみしい。どんな味か忘れそう。悲しい。

2011年12月21日水曜日

散財 尚もバイ(トラブル)

今月は積極散財月間。買う買う。ビニルを買う。
もともと金などない。今更ビニルの1枚や2枚買おうが買うまいが懐具合にさほど影響は無い。
もっと金がなくなるだけで、ないことに変わりはない。金など消し飛べ。
しかし中古と言えど、まさかコレが送料込み2000円以下で買えるとは… 勿論ビニル。

squarepusher ultravisitor

発見して2秒後、即バイ。度重なる購買。財布にダメージ。妻には内緒。
財布へのダメージは打ち身捻挫レベル。まあまあ大丈夫。
しかし妻には内緒。これがこわい。重傷は避けたい。大空を飛びたい。忘れちまいたい。

このアルバムの3曲目でドラムに対する考え方が変わった。素晴らしいアルバムです。
どのように素晴らしいかというと、ブラブラブラブラ、ベラベラ、ボラボラ、ドラドラ云々。
自分的に100点満点のレビューが出来ます。が、残念ながら自分にしか理解できないのです。
気になったら聞いてみてください。
振動が鼓膜を揺らして何か伝わるってステキじゃないですか。ねえ。さあ。どすこい。

で、届いた。CDが。
12インチアナログのCD。意味がわからない。早急に出品者にメール。
「12インチアナログを注文したらCDが届いた。至急返品交換すれ。」
出品者(英国)から回答待ち。つづく。


2011年12月19日月曜日

一部手机 應用程序 菩萨

ちょっと前にiPhone4Sを買った。スマートフォン。クレバー。聡明な電話。
確かに多機能でスマートだけれども使う人(俺)がモロンだから結果バカフォン。
又はまあまあフォン。54点フォン。下の上フォン。アフォン。悲しい。偏差値をください。

さて置き、以前使っていたスマートでないフォンと決定的に違うのはアプリの有無。
4Sが手元に届いて若干煩雑なナントカ設定やカントカ設定を終え、アプリを幾つか入手。
LEDライト発光アプリで無闇に意味も無く暗闇を照らし独りほくそ笑んだり、
幼児向けアプリにマジになり、逃げる蟹をひたすらタップして勝ち誇ったりしていた。

神アプリの文字が目に飛び込んできた。
神アプリとは何ぞや。
神と謳うということは風邪が一瞬で治ったり、むすめがお菓子を食べるのをピタッとやめたり、
はたまた死んだ俺のばあちゃんが生き返ったりするのか。
高まる期待を胸に神アプリの内容を確認。

神アプリは平素の献立をレコメンドしたり、一週間の天気を予報したり、
目的地までの最短ルートをサジェストしたり、かわいい絵文字を生成するものだった。閉口。

俺が神アプリを作るなら、ビールをいつでも飲めるようなアプリを作るね。
どこでもドアというかどこでもビアだね。
そういえばそういう神アプリはもう世の中にあるね。そう、缶ビールだね。


2011年12月16日金曜日

Kamippera

ビニル無事到着。差出人の名前が最高。いかすポストオフィサー。


2011年12月15日木曜日

金よ散れ バイ

あのね、いくら円高で外貨が安いからって、あくまでも安いだけだからね。
安いからって買い放題じゃなくて、お金は使えばなくなるの。そこんとこよろしくね。

知らない。俺は買う。だから、俺は買うまで買わない。シンプル且つとてもロジカル。わかりやすい。

Talkingheads Remain In Light
むすめが2歳になるまで、聞かせると必ず泣いていたいわく付のブツ。
イントロ「ッアー!」むすめ「うぎゃあ!」
これまた不思議な音。
アフリカのバッタモン?模造アフリカ?あれ、でも何か耳の変な所に引っかかる。そんな音です。
アッパー ダビー チリー エキセントリック サイケデリック ムコクセキー。
そうそう無国籍。無国籍です。そこです。



2011年12月14日水曜日

Nuked

これが本当に安全でクリーンか?



福島原発事故以降、色々なことを考え、考え直して、胸糞悪い思いをしている。
数回記事にしようとしたけれど、本当思うことが色々ありすぎてとても収まり切らない。
部分的に纏められたことをぽつぽつと書きます。よくわからないんだ。

先々週、米が切れたからスーパーに買いに入ったら福島県産の新米売ってた。
あれ、出荷停止じゃなかったっけ? 売ってる分は基準をクリアした米ってこと? どうだったっけ?

よくわからない。

原発事故以降、色々なことがよくわからない。よくわからないことに9ヶ月間怯えている。
何かにつけて直ちに影響はないの一点張り。本当、よくわからないことが多すぎる。

直ちに影響はないので、年間被爆量を20これまでの20倍に引き上げます。
直ちに影響はないので、検査基準をクリアした食品を食べても大丈夫です。
水道水からセシウム、ヨウ素が検出されましたが、直ちに影響はありません。

その後、こんな発言が。
「私は7回しか「直ちに」と言ったことは無い。
そのうち6回は食品を継続して食べない場合の健康被害のこと。
1回は線量が高い場所でも短時間いるだけなら問題は無いという内容。」

いい加減にしろよ。阿呆か。いや、知ってた。ド阿呆。
津波で亡くなり、放射能の影響で捜索すら出来ない方も未だいる中でこのクソ発言である。

農家は原発の影響でどのくらい売上が減少するか調べるために、去年と同じ量の
作物を作らなければならない。その作物がスーパーマーケットの"東北復興コーナー"に並ぶ。
売れないとわかりつつ作物を作らなければならない専業農家の方々は今どんな気持ちだろうか。

まとまらない。また書きます。

2011年12月13日火曜日

続 酒についてつらつらと

「うるせー!もう本当にうるせー!2度と来るか!ブルシット!」

外で呑むと、うるせーのです。
そこそこ酔っぱらっていい気分になってきてこれから話が面白くなるのに、うるせーのです。
そんな事が多々あって、めっきり外で呑まなくなった。
ライブハウスは全く別。アレはうるせーの質が全然違う。

家はいい。うるせーくないし、うるせーくしたければすればいいし。
好きな音楽を聴きたい時に聴けるし。わざわざ代行を呼ぶ必要もない。
ゆっくり話もできる。脱いだりもできる。眠くなったらおやすみなさい。

二十歳そこそこの連中が呑んで騒いでるのはとても良いことだと思う。
うるせーくても全然OK。酒の呑み方が初めからわかる人間なぞいない。
むしろうるせーくて当然。それが正常だ。そういうのは見てても楽しい。かわいいもんだ。

問題はイイ年こいたおっさんである。
見てくれ40歳くらい。いままで延べ7000回はゆうに酔っぱらった経験がありそうなおっさん。
会社でそこそこのポジションについてそうなおっさん。
そういうおっさんが大声で本当にうるせーのは如何なものだろうか。
公の場で、わざわざ酒を呑んできゃつらは一体大声で何を糾弾する必要があるのか。
そういうのは会社でシラフでやって欲しい。
「こういう場でしか言えませんが!実はゴニョゴニョでアレソレコレ!」
なぞ、貴様含め翌日誰一人はっきりした内容なんか覚えてないわ!酔っ払ってんだから!うんこ!
白昼、会社。勿論シラフで
「こんなクソみたいな仕事は無意味だ。他に注力せよ。」
とでもきっぱり主張した方が幾らも建設的で生産性もある。

不運にもそういうおっさんに遭遇した場合の最善の対処法は、帰るのみ。ジーザス。
こういうことが多々あり、自然と呑み屋から足が遠のき今に至るのです。

酒はアッパーに見えて実はダウナーだと感じます。
泥酔@家レシピを適時記事にします。お楽しみに。

2011年12月12日月曜日

明日から来た人


これといってパンチのあるオチがないから何となく怖い。そんな話。

某日スタジオへ向かう車内、22時ちょい前。友人からのメール。
「今日って○月△日(今日の日付)だよね。○月□日(明日の日付)じゃないよね?」
RE:「そうだよ今日は○月△日だよ。」
RE:RE:「今電車なんだけど、向かいに座ってる人が明日の日付の新聞読んでるんだ。」
RE:RE:RE:「それは未来からの使者だ!今すぐそいつにダイブするんだ!」
RE:RE:RE:RE:「あー電車降りちゃった。新聞に何書いてあるか読んでおけばよかった…。」

アレ…? 全然怖くない。
このメールのやり取りをした時は漠然とした奇妙さに結構ゾクっとしたんだけども、
俺の文章力の無さが祟り、全然ゾク感が伝わりませんね。
まあ、脚色ゼロの事実なんて本質的にはこんなモンですよきっと。あはははは。屁。

※いままで朝イチ更新でしたが、諸事情により昼~夜の更新になります。宜しくお願い致します。

2011年12月9日金曜日

世界最強合法ドラッグa.k.a.アルコール

酒についてつらつらと。

"代表的なドラッグが家族に与える害"のグラフ。発行元はThe Lancet。
グラフの紫が家族に害を与える割合。黄色が自分にかかる害の割合。

首位、アルコール。流石世界最狂。自他共にぶっちぎりで危険だ。
但しこの統計だけでアルコールに悪者の烙印を押すのは短絡的過ぎる。
「カフェインは睡眠を妨害するからコーヒーを禁止しろ。」と同類の暴論だ。
確かにアルコールには数多くの危険を生み出す可能性がある。
肉体的依存、精神的依存、耐性の増加、飲酒運転による事故等々、キリがない。
しかし危険=悪者ではない。悪い側面だけではない。
正しい知識と扱い方次第では百薬の長にもなり、猛毒にもなる。
そこが酒の持つ薬効で一番面白いポイントだと思う。
気の合う友人と未来の話をしながら呑む酒は百薬の長。
一刻も早く退散したい会社の飲み会で呑む酒は猛毒。
酒は呑む人を選べない。人は酒を選べる。

酒は、あなた次第なのです。

自分は酒好きである。酒好きというか酒に好かれているのではないかと思うフシも多々あった。
陳腐な表現だけれども「酒で失敗」したことも今まで少なくはなかった。それでも好きで呑む。
でも最近は失敗しない。意識して気をつけながら呑んでいるから、ない。
稀に良い気分に任せて近隣の迷惑にならない程度の大音量でデッドケネディーズをかけながら
ビアフラのモノマネ(似てない)をしつつ歌うくらいだ。キルキルキルキルキルザポゥ。

酒好きだからこそ常々ムカついている酒を取り巻く日本の環境について書こうとしましたが、
纏まる気配と纏める時間が今はないので、それはまた後日記事にします。

2011年12月8日木曜日

毎日思い通り バイ

昨日諸事情により寝付けず、午前4時就寝。7時起床。脳があったかい寒い朝。
思った通りーナスでした。ボでなくポ。
じゃあ買う。もう買う。わたしはコンシュームマシン。
カネだって、欲しいもののために使われたほうがきっと幸せ。
働き、買い、消費し、死。ワーク、バイ、コンシューム、ダイ。
円よドルになれ。またはポンドやユーロなどに成り代われ。
廻るよ廻るよ世界経済。ぎぶみーちょこれーと おくれよおくれよ兵隊さん。
この1枚、音もジャケも本当にそんな気分にピッタリじゃん。

Joy Division Closer
左側の人(雇用主)
「働け!ひたすら働け!ワーク ハーダー!血の汗流し額に汗して!俺のために!
ここでなぞなぞだ!定額量払えば使い放題なものなーんだ?プロバイダ使用料金?パケ代?
否。答えは正社員。つまりYOU!」

右側の人(労働者)
「ひい。ヘルワーク。時給に換算したら80円。」

奥の人(過労死)

音はとにかく不穏です。超暗い。
知らない他人の漠然とした不安を集めて大鍋でトロミが出るまで煮込んで、
型に流そうとしたらその型に全然収まりきらなくて垂れ流しになってしまった。どうしよう。そんな音。

2011年12月7日水曜日

仰天マスコット

いつだかの休日、嫁ちゃんが体調不良で寝たかったため、むすめと二人で外出。
二人だけで外出するのは久し振りだ。家を出る前に行く約束した室内遊技場へゴー。

「本日休館」

諸行無常が世の常。さあさあ、余所へ行きましょう。そうしましょう。はい、わかりました。
こうは行かない。当時もうすぐ3歳児、いっぱしに約束に非常にタイト。
大人にとって時々平凡に感じてしまう日常でも、こどもにとっては何事も新鮮だ。
生きるということに対して真剣に命を懸けている。恐る恐る休館の意味をやんわり伝えた。

車内に鳴り響く絶叫、怒号、嗚咽。飛び散る涙、鼻水。憤怒の表情。異常な眼力。
いやー! やだー! いくー! もー! ぎにゃー! しべりだいー! (滑り台) ママー!
活字にするとかわいいもんですが、言語3割、感情7割。相当の迫力。わたしの尻がすぼんだ。
仮に言語9割、感情1割とした意訳。
「父上、あなたはわたしと交わした約束を破りました。しかもさっき交わしたてほやほやの。
約束は破るためにあるなどと時折耳にしますが、それは阿呆の戯言、屁理屈。
父上、あなたは阿呆ですか?阿呆でないのならそれを証明すべく、
速やかにわたしを室内遊技場へ連れて行け。ASAP。」

しかし休館は休館。大型の車、そこそこのサイズの重機が駐車場に並び、
遊技場施設のメンテナンスをしているらしく、どうしても工事関係者しか入れない。
打開策が必要だ。しかも超急ぎで。何か出ろ。阿呆の脳。いや俺の脳。ノーモア休館。脳よ。

そうだ。"めばえ"だ。めばえしかない。
めばえとは、小学館が刊行する付録付き幼児向け雑誌。
主にアンパンマンとアンパンマンやアンパンマンなど幼児を虜にする要素で満載。
むすめはこの雑誌を甚く気に入っている。
就寝前はアンパンマン魚釣りのページで延々とたこやまぐろを執拗に釣り続ける。

めばえに賭け、泣き声にヤラれながら近所の大型書店へ直行。
書店内幼児本コーナー。そこにめばえ12月号は陳列されていた。
笑顔のむすめ。安堵。厳密に約束は守れなかったが、阿呆のレッテルを免れた。




視界に見慣れない変なものが入り込む。幼児本コーナー奥。白くてでかい何かが動いている。
巨大な白猫だ。
巨大な白猫が二足歩行で体をゆらゆらさせながら幼児と写真を撮っている。
これは幻ではない。やっと笑顔が戻ったむすめが青ざめている。
二足歩行の白猫は幼児の身長のゆうに倍はある。俺の後ろに隠れるむすめ。

よく見たらノンタンだった。たまたま書店のイベント、撮影会をしていたらしい。安堵。
こうして父子は無事笑顔で家に帰ったのでした。めでたしめでたし。

2011年12月6日火曜日

バイ またバイ

夏と冬にボーナスが支給される会社です。一応。
その冬のヤツがほぼ無いに等しいから悪いけど覚悟してね。と朝礼で発表されました。
覚悟はできました。じゃあ俺はビニル買いますね。レベル7僻地、もうどうなってもいいの俺は。
こういうやぶれかぶれてやさぐれた朝にピッタリなのがあるじゃないですか。ねえ、イアンさん。

Joy Division  Unknown Pleasures

取扱い上の注意
くたびれ過ぎている時や落ち込んでいる時は聴くのを控えてください。どっぷり堕ちます。

初めて聞いた時は余りの暗さに聴き込めなかった。スーパーネガティブ。
並々ならぬ量の漠然とした不穏さを真空パック。音の力を再確認されるアルバム。
何度聴いてもいつの時代のものか上手く捉えられない音。
そんな音を完璧に視覚に訴え脳内再生させるジャケに20000ポイント。最高180gヘビーバイナル。

本当はネットじゃなくてレコ屋でdigしたい。掘り掘り。懲り懲りする迄。

2011年12月5日月曜日

英国で会ったタイ人 その名ナカーン

画像は、恐らく世界初の大学。ニューハーフ大学のもの。

タイにはニューハーフの方やゲイの方が多い。
学校のトイレに男用、女用、ニューハーフ用があったり、国として別段同性愛を規制する気配もない。
面白い国だ。もっとも男が女を好きでなくてはならない。なんていう決まりはハナからない。
相手の同意が得られてお互いその方がいいのならば、それでいいと俺は思う。
日本もいい加減に同性愛をいつまでもタブー視せず、もっとオープンにすべきだと感じる。
当人たちにとっても嬉しいだろうし、例えばハウスミュージックの起源に同性愛があるように、
副産物として何か新しい文化が産まれるかもしれない。

絶対数に対して少数だから。というなんだかもっともらしくもよく分からない理由で
多数派が少数派を駆逐排除していくのは見るに耐えないし、つまらない。
念のため俺はストレートです。でももしかして10年後、男に夢中になっているかも知れません。

ダ フューチャー イズ アンリトゥン。未来のことはわからない。
ヒジカラ ミサイル デテキタヨ。不思議だね。
ノー ウーマン ノー クライ。いい曲だね。

英国の田舎に夏ごろ入校してきたナカーン。ボディタッチが多い。
礼儀正しく、整った顔、真っ黒の髪の毛、地黒でサワヤカな男、ナカーン。ボディタッチが多い。
タイの文化や風習、現地での生活の様子を教えてくれたナカーン。ボディタッチが多い。
名前の意味は分からないけれど、つい口に出したくなる名前、ナカーン。ボディタッチが多い。
要所要所、ボディタッチが多い、ナカーン。ボディタッチが多い。
数ヵ月後、ナカーンが帰国する日。
飛行機搭乗の数時間前であろう時に友人の携帯が鳴る。
ナカーンからのメールだ。きっと感謝の意と別れを惜しむメールだろう。

メール本文『Dear 友人の名前 I LUV U』

タイにはニューハーフの方やゲイの方が多い。

2011年12月2日金曜日

ドドド怒木ロバー 空洞所為

この間車のタイヤをスタッドレスに交換するために久し振りに実家に行った。
変だ。
庭の様子に驚愕した。見慣れた庭が一面砂利になっていた。
そこにあった植物や15年くらいあったメグスリの木が忽然と姿を消していた。
隣家の柿の木も芝生もなくなっていて、実家と同じように一面砂利だ。
自分のアタマがおかしくなって幻を見ているのかと思った。
それかオヤジのアタマが残念なことになって何かしでかしたのだと思った。
家に居た弟に事情を聞くと、駐車監視員の指示の結果だという。
一体なんだそれ。駐車を監視すんの?プールじゃなくて?ちょっと意味がわからない。

駐車監視員とは http://www.police.pref.fukushima.jp/oshirase/2007/tyusha/guideline_kooriyama.htm

喜怒哀楽の怒。怒も怒。憤怒。阿修羅。火の玉。久し振りに憤慨した。
何故俺は休日に怒り狂いながらタイヤを交換しなければいけないのか。
いやいや、俺のその怒りなどはどうでもいい。寝れば忘れる。
もう無いものはどうしたって無いのだ。それよりも無駄で無慈悲なシステムに納得が行かない。

実家。オヤジの仕事柄、デカい車のため家の目の前に止む無く路上駐車していた。
家に向かうかたちで駐車するとどうしても車のケツがはみ出てしまう。
そのため、家側にビッチリ寄せて、家と平行に駐車していた。
近隣も敷地内に駐車場が1台分しかないお宅は同じく路駐。
実家周辺は住宅地の中の袋小路に位置していて、車の往来もほぼない。
車が動くのはほとんど出勤と帰宅の時間帯のみで、勿論渋滞なんてありえない。
車が邪魔で通れないトラブルなんて過去に一度もなかった。
路駐は違法なのは分かっている。正当化するつもりは全く無いが、車を購入する際に
車庫証明もきっちり取ってある。不正な手続きなどしていない。
車庫証明とはそもそも何ぞや。
「車を駐車できる場所が確保できていますよ。」という旨を証明するものではないのか。

警察委託の法人が天下り企業だということは阿呆の俺でもわかる。
年金支給年齢が引き上げされ、老後の資金繰りが大変なのも分かる。
実際に既に定年を迎えた方で、貰えるはずの生活費に突然待ったがかかり、
食うに困るくらい金が無くて困っている人もいるだろう。
ただ、以前実家に来た監視員は金に困窮しているような感じではなかった。
それどころか俺より断然金持ってそうだった。
俺からすれば空っぽの大義名分を掲げた小遣い稼ぎにしか見えない。
だから警察はクソだなんて短絡的に俺は言えない。
例えば家族が自分ではどうにもならない危険にさらされたら警察に頼ることになると思う。
クソと罵るくらいならば何一つ期待してはいけないと俺は思う。
でも、もうちょい自分の頭で考えて欲しいと思った。
自分の行動が世の中にどういう影響を与えるのか全く考えていないように感じた。
そもそも往来の少ない路地にわざわざ車で入り込んで来て監視する貴殿こそ迷惑そのもの。
15年一緒だったメグスリの木は貰い手も見つけられず廃棄。
冒頭にも書いたが無くなってしまったものは今更騒いでも仕方ない。
もう実家のランドマークと思い出は死んで形がなくなったのだ。

クソみたいなルールは他人の家の景色を奪い、置き土産に望まない殺風景を。
めでたしめでたし。全然めでたしくないわ。胸糞悪い。

2011年12月1日木曜日

続 びりびりびりり

以前の記事で紹介した山形のバンド、「羽毛布団」。
彼らのライブ映像に強烈に触発された愚生が羽毛布団好き、好き好き。とても好き。
ライブ見せろ。どうしても見たい。早く。やれ。ドゥイッ。と早速ライブのオファーをしたところ、
事情によって残念ながら年内のライブは不可の返事を頂いた。

待てない愚生。そこで、がっかりすんなよ。もうちょい待てよ。と、本当にありがたいことに
某氏のご好意によって、彼らの過去のライブ映像を納めたDVDを送って頂いた。
発送して頂く際に、意味深な質問をされた。
「モザイク処理する技術がないのですが、そのまま送って構いませんか?」

ああ、きっとライブの一部始終でメンバーの男性器がボロティンしたんだな。
そういうこともたまには。いや、結構あるよね。そうだよね。と推測。
了承後、決して子どもと一緒に見ないでくださいと念を押され、わかりました。と、俺。

帰宅後、丁度むすめが寝ていたので、嫁ちゃんを誘いDVD再生。
一部始終ボロティンどころではない。終始一貫して男性器エクスポーズドだった。
至極シンプルに説明すると、しり、男性器、しり、しり、男性器、しり、顔、男性器、
家のローンが不安という曲、しり、男性器、しり、お願いします、男性器、しり、パンツを履く。
勿論それだけではないのですが、内容は非常に良好。最高。

しかし内容が良すぎた。平日の夜に見なければ良かった。
翌日は仕事。スーツ、ネクタイ姿で「もう少々納期がかかります。よろしいでしょうか。云々。」
「御社製品の拡販に努力して参ります。云々。」「了解致しました。云々。」
「こちらが再見積後の価格になります。是非、ご検討宜しくお願いします。云々。」
自分の発する言葉やしている行為が本当にバカバカしいことだと思ってしまう。
いや、実際にバカバカしい。こうしていても感情の起伏が皆無だ。そういう時間は無駄だ。



DVDでこの有様、実際にライブを見たら俺はどうなってしまうのでしょうか。
冗談抜きに死ぬんじゃないでしょうか。羽毛布団おそろしや。
事情により、彼らは来年の春くらいまでライブができないそうですが、
動けるようになったら必ず郡山に呼びます。お楽しみに。