2011年12月2日金曜日

ドドド怒木ロバー 空洞所為

この間車のタイヤをスタッドレスに交換するために久し振りに実家に行った。
変だ。
庭の様子に驚愕した。見慣れた庭が一面砂利になっていた。
そこにあった植物や15年くらいあったメグスリの木が忽然と姿を消していた。
隣家の柿の木も芝生もなくなっていて、実家と同じように一面砂利だ。
自分のアタマがおかしくなって幻を見ているのかと思った。
それかオヤジのアタマが残念なことになって何かしでかしたのだと思った。
家に居た弟に事情を聞くと、駐車監視員の指示の結果だという。
一体なんだそれ。駐車を監視すんの?プールじゃなくて?ちょっと意味がわからない。

駐車監視員とは http://www.police.pref.fukushima.jp/oshirase/2007/tyusha/guideline_kooriyama.htm

喜怒哀楽の怒。怒も怒。憤怒。阿修羅。火の玉。久し振りに憤慨した。
何故俺は休日に怒り狂いながらタイヤを交換しなければいけないのか。
いやいや、俺のその怒りなどはどうでもいい。寝れば忘れる。
もう無いものはどうしたって無いのだ。それよりも無駄で無慈悲なシステムに納得が行かない。

実家。オヤジの仕事柄、デカい車のため家の目の前に止む無く路上駐車していた。
家に向かうかたちで駐車するとどうしても車のケツがはみ出てしまう。
そのため、家側にビッチリ寄せて、家と平行に駐車していた。
近隣も敷地内に駐車場が1台分しかないお宅は同じく路駐。
実家周辺は住宅地の中の袋小路に位置していて、車の往来もほぼない。
車が動くのはほとんど出勤と帰宅の時間帯のみで、勿論渋滞なんてありえない。
車が邪魔で通れないトラブルなんて過去に一度もなかった。
路駐は違法なのは分かっている。正当化するつもりは全く無いが、車を購入する際に
車庫証明もきっちり取ってある。不正な手続きなどしていない。
車庫証明とはそもそも何ぞや。
「車を駐車できる場所が確保できていますよ。」という旨を証明するものではないのか。

警察委託の法人が天下り企業だということは阿呆の俺でもわかる。
年金支給年齢が引き上げされ、老後の資金繰りが大変なのも分かる。
実際に既に定年を迎えた方で、貰えるはずの生活費に突然待ったがかかり、
食うに困るくらい金が無くて困っている人もいるだろう。
ただ、以前実家に来た監視員は金に困窮しているような感じではなかった。
それどころか俺より断然金持ってそうだった。
俺からすれば空っぽの大義名分を掲げた小遣い稼ぎにしか見えない。
だから警察はクソだなんて短絡的に俺は言えない。
例えば家族が自分ではどうにもならない危険にさらされたら警察に頼ることになると思う。
クソと罵るくらいならば何一つ期待してはいけないと俺は思う。
でも、もうちょい自分の頭で考えて欲しいと思った。
自分の行動が世の中にどういう影響を与えるのか全く考えていないように感じた。
そもそも往来の少ない路地にわざわざ車で入り込んで来て監視する貴殿こそ迷惑そのもの。
15年一緒だったメグスリの木は貰い手も見つけられず廃棄。
冒頭にも書いたが無くなってしまったものは今更騒いでも仕方ない。
もう実家のランドマークと思い出は死んで形がなくなったのだ。

クソみたいなルールは他人の家の景色を奪い、置き土産に望まない殺風景を。
めでたしめでたし。全然めでたしくないわ。胸糞悪い。

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