2011年11月23日水曜日

オキョー!


お経を聴くのが好きだ。
好きとは言っても、日常茶飯事的に般若心経CDを大ボリウムで欠かさず愛聴する訳ではなく。
たまの法事で住職さんが唱えるお経を聴くのが好き。
自分は仏教徒ではない。無心論者である。仏教を信じる人からすればありがたい言葉。
不謹慎かも知れないが、自分にとってお経とはありがたい言葉ではなく面白い音だ。
お経を聴いているとだんだん気持ちよくなってくる。
眠い状態で覚醒しているようなある種のトランス状態になる。

※念のため。無心論者ですが、一切の宗教を否定しません。
それぞれの人が持つ思想を無下に扱う権利は無心論者と言えどありません。

友人のしている仕事のお客さんに現職のお坊さんがいて、その友人を介して聞いた話。
まず驚いたのは、墓前や法事で上げるお経、所謂供養にあたるそれだけではなく、
喜びを表すお経も存在するということ。
俺はお経と言えば何かしらの不幸がつきものだと思っていたので、これはかなり意外だった。
ネクストびっくりは、読経の実演のオファーが海外からそこそこあるということ。
ヨーロッパからの依頼が多く、今まで結構な回数渡欧したらしい。
ファイナルびっくり仰天は、ヨーロッパの聴衆のお経の聴き方。
日本だと大体正座で床に座って大人しく聴くことが多い。
向こうも当然座ってお経を聴くらしいんだけど、住職さんのお経に合わせて、
頭とか体とか、ぐわんぐわんすんげえ揺らすんだって。
お経グルーヴは俺の知らないところで既に実証済だった。
世界は広い。合掌。合唱で読経。

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