2012年1月13日金曜日

避難 非難轟々 Nuke Sucks


滞在期間未定。近々友人がカナダへ行く。いや、行ってしまうと言った方が正しい。
旅行や観光ならばいい気持ちで行ってらっしゃいと言えるのだが、
目的が福島原発事故の影響を懸念しての避難なので何とも複雑な気分だ。

この間久々にサシで呑んで色々話した。
悲しいのが、彼の行動に対する周囲の反応。
「親の面倒も見ないで、お前一人で逃げるのか?」やら、
「仕事を急に辞めるなんて、無責任な奴だ。」やら、もう言いたい放題である。
彼は原発の存在を否定していたが、特に反対する行動も勉強もしていなかったのは確か。
自分でも無知だったことを自責していた。
但し、事故後、危機感を覚え自分なりに本や資料で勉強したり、講演会に出席したりしていた。
原発の利権構造、放射能の人体や土壌への影響、国外専門家からの意見などを踏まえて、
彼なりに考え、行動し、導き出した結果は避難だった。で、周囲のクソみたいな反応の応酬。
一体何の因果でこういう人間が非難される側に回ってしまうのか不思議でならない。
オッサンとババアはテレビを鵜呑み。危機感を持って行動している人間がまるでアホみたいだ。

原発なんか全部無くなっちまえ。

つづく

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