さまざまな情報がデータで手に入れられる今日この頃。
物質に換算すればざっとアナログ20000枚分の音源でもmp3形式でちっさいHDに保存できる。
雑誌ン千冊分もpdfなりjpg形式で同様に保存できる。
空間がモノに支配されずに済むのはとても良いことだと思う。
余りにも大量のモノに囲まれた生活は想像力が欠如する。俺の場合は。
最近は身の回りのモノを増やさないようにすべく、どんなに小さなモノでも買う前に吟味する。
音源以外は。欲しい音源は即バイ。
仮に10万円現ナマを所持していて、ふらっと立ち寄った店で
どうしても欲しい音源が12万で売っていたらどうにかして2万借りてでも買う。
さておき、「古い媒体」のかっこ良さにはシビレる。
アナログレコードはまだまだ現役ですが、カセットテープ。超かっこ良い。
フォルムもステキだし、何と言うか「ミニ映画館」とでも言うのか、かわいい。かっこかわいい。
カセットテープ。最近は余り目にしなくなったけれど、需要がない訳ではないらしい。
国内外のハードコアバンドをメインにディストロしている友人曰く、「CDは超不人気」。
ディストロなので売買以外にトレードもしているのだが、フォーマットがCDという理由だけで
全くトレードに応じてくれない場合も多々あるとのこと。
確かにCDとカセットテープを並べてみると、後者の方がモノとしての魅力に溢れている気がする。
魅力に溢れているというか人間くさい。
例えばA面とB面は本音と建前。
頑張りすぎるとくたびれてしまうように、たくさん聴くと伸びる。
暑すぎる場所が苦手。これまた伸びる。
最後は死んでしまうように、テープが切れる。
比べてCDは機械くさい。
「ミゾ? ワタシニハソンナモノアリマセン。 コンパクトデスカラ。アツイノモサムイノモヘイキデス。」
と、厭味で冷ややかな感じがする。実際はそんなことはないのだけれども。
絶対数が減ったから需要がない訳ではない、というのは本当で、
現に今、自室アパートにブランク(何も録音していない状態)のテープが120本ある。
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