2012年11月2日金曜日

パホを バイ

Papa M(David Pajo)/Whatever Mortal

世の中に存在する殆どのものには名前が付いている。
赤色102号黄色5号のように識別目的で付けられるもの、はたまた夏に産まれたので夏子、または初夏子サマ美。将来ビールが好きになりそうだから泡介、ビア男、麦マンのように愛情を込めて付けられる人名など、名前が果たす目的は違えどとても重要なことだと思う。

仮に、目的の音源をレコードショップ店員にさがしてもらう状況に居るとする。
「何かお探しでしょうか。」(ここは私が見つけて差し上げよう。)
「黄色っぽいジャケに人。多分。音暗め。」(恥ずかしい。)
「それは売り切れました。」(コイツは残念な客。まるで駄目だ。)
このように、名前がわからないという状況は双方非常につらい。
というのもこの音源が手に入るまで名前がわからなかったのだ。
友人の友人がコーヒー屋で働いていて、そのコーヒー屋でビールを呑んでいた時に店でかかっていた曲がめちゃ良くてタイトルを教えてもらうも失念し、約5年が経過。ライブのため移動中の車内でバンドのメンバーのiPODからドンピシャでその曲がかかり判明。中古で見つけ、バイ。

David PajoはSlintやTortoiseにも在籍していた変な経歴の持ち主。良い。
ジャケを見る度に連絡先も交換しなかったコーヒー屋の兄ちゃんを思い出す。
ナツメグを1瓶一気飲みして3日間寝たきりになったことや、イギーポップがフジロックで来日した時にイギーポップの背中をベッタリ触ったことを楽しそうに話してくれた兄ちゃんは元気だろうか。

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