2012年4月14日土曜日

作曲 舐めタイトル

「頭の中に突然フワっと曲のイメージが沸いてきて、勝手に指が動き出すのですよ。」
などという事はただの一度もない。
その台詞が本当ならば、そいつはきっと何かしらの薬物に毒されていると俺は思う。
いや、でも天才は居るのかも知れない。

メンバーそれぞれが何かしらのアイディアを持ち寄り、深夜スタジオに集合。
ああでもねえ、こうでもねえ、それも違う、ちょっと近い、全然わかんねえ、いい感じ、
もっと同調、さらに0.5拍後ろに、危ない感じがなくなってしまった、遅えよ、思い切り変える、
俺が完全にダメ、一旦保留、来てる来てる、この間と違う、憶えてない、3 3 6 3だよ、
貴様いい加減にしろぶっ殺すぞ、ごめんなさい切腹します、考えさせてください。

最後の方はやや脚色あれど、実際はこのような過程を経て曲を作っている。
時々、スタジオ内が負のオーラに包み込まれ非常に険悪な空気になる時がある。
音を相手にしているだけに、自分がやりたいこと、求めるものを相手に伝えるのはとても難しい。
曲中2秒間の「こんな感じ」をどうにか相手に伝え、納得行くまで試すしか方法はないと思う。
欲しい音は実際に出してみると頭の中の設計図と全く違うことも多々あるし、
そもそも欲しい音は常に頭の中で変わってしまう。
でも、そこで妥協するくらいならば没にしてしまった方が絶対いい。

などとほざいていますが、音楽的基礎知識、教養がないのが問題の根本です。
でもこのやり方がとても気に入っている。

さておき、晴れて曲が完成した暁には、曲名を付ける必要がある。
個人的に曲名などは不要だと思うが、呼び名がないと非常に面倒臭い。

この間の曲を続けよう。あのベッベッベのやつ。
ベッベッベてどのやつ? このベッベッベ?(ギターを弾きつつ。)
違う。こっちのベッベッベ。(ドラムを叩きつつ。)
どっちも違う。俺が言うのはこのベッベッベ。(ベースを弾きつつ。)
(一同)ああ、このベッベッベ。
と、非常に面倒臭い。

えーと、ここまで書いて俺は一体何が言いたかったんだっけ。
そうですそうです、パンチある曲名 を欲すのです。
「ショットガン」と名づけた曲があるのですが、
名づけて暫くは最狂ダサくてイモ丸出しで最高だ、とゲラゲラ笑っていたのですが、
悲しい人間の性。今では慣れてしまい屁でもそよ風でもない。
「魔法」という曲があり、歌詞が定まらないため暫定的にサビに当たる部分で
「冷凍マグロ オヤジ マグロネイション フィクション」と叫ぶ声がつぼを直撃し、
余りの笑撃にドラム椅子から転げ落ち涙を流して笑ったが、これまた慣れてしまった。
タバスコ、わさび、挽きたて黒胡椒、からし。パンチ力をつけたい。

バッハ氏。髪型もパンチある。

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